離婚理由は、どのタイミングで聞いたら良い?
ある女性会員のA子さんが、こんな相談をしてきました。
「離婚をした理由って、どのタイミングでお聞きしたら良いのですか?」
A子さんは、37歳初婚。おつきあいしているYさんは45歳のバツイチ。Yさんは、明るく、コミ力もある素敵な男性。なのに、なぜ離婚をしたのか。
Yさんのことを気に入っていただけに、A子さんは、離婚理由が何なのかがとても気になりました。
私は、「次のデートの時に聞いてみたら、どうですか?」とアドバイスしました。
すると、デートを終えた後に、「そろりと伺おうとしたら、Yさんがそれを察したのか、『離婚をしたのは』と、その理由をお話ししてくれました」という連絡が入りました。
こんな理由でした。
結婚生活は10年。でも、後半の3、4年は、お互いに性格や考え方に合わないものを感じていた。そして、ある時、元妻が立てた弁護士間から、『離婚に向けての通告書』が届いた。そこから話し合いに入り、協議離婚が成立した。そして、離婚した100日後に、元妻は再婚。結果わかった事は、気持ちがすれ違っていくうちに元妻には好きな男性ができ、離婚してその男性との人生を歩みたくなった。
女性は離婚した日から100日経たないと結婚はできません。それは、民法で定められています。100日後ピッタリに再婚したというのが、新しい男性を選ぶための離婚だったというのを物語っていますね。
さて、A子さんの最初の質問。
離婚理由は、どのタイミングで聞けば良いのか。
これは、いつ聞いても良いのです。なぜなら、離婚後に再婚を決意して婚活を始めた方というのは、男女共に、こう考えている方が多いから。
「前の結婚は失敗だった。相性が合わなかった。でも、結婚という制度そのものは悪くない。できることなら次は、相性の合う相手を見つけて結婚し、幸せになりたい」
結婚に懲りていないからこそ、再婚を希望しているのです。
初婚の方たちは、結婚というのが未知の世界なので、“結婚に失敗した方に、その原因を聞いていいものかどうか“と迷い、戸惑うのかもしれません。
でも、離婚後に、再婚を目指して婚活を始めた方たちは、皆さん、包み隠さずに離婚理由をお話しすると思いますよ。